春~晩冬の最新ファッショントレンドガイド

春から晩冬にかけての最新ファッショントレンドを紹介。季節ごとのスタイルの変化を最速でお届けします。

月別: 2019年5月

花火大会の常識が変わる!? 音と融合したイベント開催

小橋賢児が総合プロデュースを行う未来型花火エンターテインメント「スターアイランド(STAR ISLAND)」が5月27日にお台場海浜公園で開催する。

「スターアイランド」は、“花火文化を進化させる”をテーマに、3Dサウンドを駆使したミュージック花火大会だ。花火演出は隅田川花火大会や東京湾大華火祭も手がける丸玉屋小勝煙火店が行い、音楽監督・3Dサウンドを担当するのは映画「アバター」の制作陣がスタジオまで研究に訪れるほど海外からも注目を集める瀬戸勝之。その他、パフォーマー演出に小林玄、照明にAIBAといったクリエイターが参加する。

中でも注目が3Dサウンド。会場各所に配置する55基のスピーカーからさまざまな音が別々に再生されることで、まるで花火が会場を包み込むように響き渡るというものだ。コンサートやフェスなどのサウンドシステムでも前例が少ないため、今まで体感したことがない花火を楽しめる工夫を施す。

また、“花火の観方を変える”をキーワードに5つの鑑賞エリアを用意。席はカジュアルスタイルの4人席のビッグクッションエリア(5万円、税込)やシェフの料理を食べながら観れる2名席のディナーエリア(4万円、税込)、リラックススタイルの2名席のベッドエリア(3万円、税込)、そして子どもと観れるキッズエリアがあり、家族や恋人、友人と楽しめる。既にSNSで話題となり、3月15日から始まったチケット販売では、ビッグクッションエリア(5万円)、ディナーエリア(4万円)、ベッドエリア(3万円)が当日完売するほど注目を集めている。残るは、スターシートと呼ばれる通常席(8000円、税込)と配置が良いベストビュー(1万円、税込)エリアのみ。

小橋賢児は、世界最大級のダンスミュージック・フェス「ウルトラ ジャパン(ULTRA JAPAN)」をはじめ、全身白の装いの参加者が公共スペースに集まりディナーを楽しむフランス発のシークレット・パーティー「ディネ・アン・ブラン(Diner en Blanc)」など、海外イベントを日本に持ち込んできた敏腕イベントプロデューサー。日本ならではの花火を使った新感覚のイベントに期待が集まる。

「ジンズ」がニューヨーク進出 MoMAストアにポップアップショップをオープン

眼鏡企業ジンズは5月23日、アメリカ・ニューヨーク近代美術館(MoMA)がソーホー地区で運営する公式ストア「MoMA デザイン ストア、ソーホー」内に、ポップアップショップをオープンした。同店はMoMAのキュレーターが厳選した雑貨からインテリアまでデザイン性に優れたアイテムを取りそろえており、「ジンズ(JINS)」は「ジンズ デザイン プロジェクト」の第4弾となるイタリアのインダストリアルデザイナー、アルベルト・メダ(Alberto Meda)と協業した商品を世界に先駆けて発売した。同モデルは“ほぼ有機的であること(Almost Organic)”をテーマとした全4型で、素材はアルミニウムとチタンを使用している。

エマニュエル・プラット(Emmanuel Plat)MoMAマーチャンダイジング・ディレクターは「『ジンズ』が多くの人の手に届く価格帯で優れたデザインを提供している点は、まさにMoMAデザイン ストアが支持している価値そのものだ」とコメント。田中仁ジンズ社長は「『ジンズ』のデザインが海外で高く評価されたことはありがたい」と話した。これを契機に現在5店舗を構えるアメリカ市場拡大に乗り出すかと聞くと、「そんなに簡単な話ではない」と否定した。同ポップアップショップは8月4日までで、日本においてメダのモデルは7月4日に「ジンズ」の74店舗と「ジンズ」オンラインショップで発売する。価格は1万8000円。

2017年にスタートした「ジンズ デザイン プロジェクト」は、“眼鏡を本質からデザインする”をコンセプトとして世界的なデザイナーとコラボレートした企画で、これまでイギリスのプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)、ドイツのプロダクトデザイナーのコンスタンティン・グルチッチ(Konstantin Grcic)、イタリアの建築家のミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)とのコラボレーションモデルを出した。同ポップアップショップでは、これらの商品も販売される。

メダは1945年、イタリア・トレメッツィーナ生まれ。ミラノ工科大学で機械工学を学び、インテリアブランド「カルテル(KARTELL)」のテクニカルマネジャーを務めた後、フリーランスとなり、「アルファ ロメオ(ALFA ROMEO)」「アレッシィ(ALESSI)」「オリベッティ(OLIVETTI)」など幅広い企業にデザインを提供した。96年に「ヴィトラ(VITRA)」から発表した椅子“メダ・チェア”は有名で、イタリアのデザイン賞「ADIコンパッソ・ドーロ・アワード」など多数受賞した。

2018年「紅白歌合戦」をライブで更新 コレクション取材を続ける2人の編集長がユル〜く衣装を語ります

2018年も今日でおしまい。今年もまた「紅白歌合戦」が始まります。年末の過ごし方は多様化していますが、それでも「紅白」は今なお国民的一大行事。特に出場歌手は、ラグジュアリー&デザイナーズブランドから洋服を借りたり、デザイナーに製作を依頼したり、小林幸子さんには叶わないかもしれないけれど(!?)、気合い十分で衣装を用意するのです。

そこで今回は、ウィメンズ&メンズのパリやミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京コレクション取材を続ける「ジャパン」編集長と編集長が紅白をチェック!「あ!コレ、あのブランドの最新コレクションだ!」みたいな気づきがあれば情報を随時更新しつつ、年末の弛緩した雰囲気そのままにユル〜いトークを繰り広げます。

皆さんも「あ、この衣装、あのブランドだ!」とわかったら、ぜひSNS経由で「ジャパン」までお知らせください(笑)。

平成最後の紅白歌合戦が始まりましたねぇ。オープニングで司会の櫻井くんを除く嵐のメンバーが着用していたのは、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のジャケットでした。そういえば松本くんは、6月のパリメンズ、「トム ブラウン」のショーに来ていましたよ。

始まりましたね〜。のんびり見たいと思います。嵐のジャケットは「トム ブラウン」らしいグレーをチョイスしつつ、トリミングとボタンは白という辺りがおしゃれですね。

嵐の二宮くんが着ていたライダースとパンツは「ジバンシィ(GIVENCHY)」。パンツはブラックデニムでよく見るとベルトループ周りだけグレーと凝っている。

ライダースだから「サンローラン(SAINT LAURENT)」?と思いましたが、「ジバンシィ」でしたか。そう言われるとクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)らしい柔らかさを感じますね。

後半戦、白組司会の嵐の櫻井さんは「ポール・スミス(PAUL SMITH)」のチェスターコートに衣装チェンジです。白組なのに赤いコート。「ポール・スミス」らしい、ユーモア溢れるジェントルマンだ〜。

嵐の相葉くんが着ている黒いジャケットと赤い柄シャツも「ジバンシィ」ですね。ジャケットは袖口を折り返してさりげなく裏地の柄を見せているから分かりました。おしゃれ〜。

広瀬すずチャン、「司会がミニスカートで大胆!」と思ったら、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2019年プレ・スプリング・コレクションでした。ミニ丈、新鮮。2回言います(笑)。

ルックでは黒のサイハイブーツを合わせていたけど、すずチャンは素足にソックス。それも新鮮。ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)の「ルイ・ヴィトン」と言えば、ミニ丈。新しいニコラ・ガールの誕生かしら。

もう後半~。この企画、結構忙しいですね。司会は広瀬すずチャンも着替えました。このブラックドレスは「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」。コルセット風のレザーのベルトとボーン風のスカートがいかにもマックイーン。すずチャンの可愛いキャラクターとのギャップがいいですね。

パワーウーマンとは違う「マックイーン」。前半戦の「ルイ・ヴィトン」含め、すずチャンは、新しい女性像作ってますね。ブランドにとっても嬉しいスタイリング!

真紅と言えば、「ヴァレンティノ」!番組の前から、「『ヴァレンティノ』に1万円!」って言ってましたもんね。当たってもお支払いはしませんが(笑)。腕には「ティファニー(TIFFANY)」のボーンカフ。ゴツく見えますが、骨格に沿ったデザインなのでつけやすいという、人気商品です。

冗談です、もちろん(笑)。ルックは2019年春夏のこちらかな。東京で発表した2019年プレ・フォールにも似たルックがあるけど、ハリのある生地の質感からしたら2019年春夏かと思います。深紅の色と、このテントラインが「ヴァレンティノ」の魅力ですね

あいみょんの衣装は、「サルバム(SULVAM)」。真っ赤なベルベットのオーバーサイズ感が、とても藤田さんのクリエイションっぽいです。タートルネックのオーガンジーは、2019年春夏コレクションでいっぱい使ってます。

あいみょん、おしゃれだね~。「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」もよく着ているとか。

「汗臭いライブハウスからきました」Suchmosは真っ白でよく見えないけど多分絶対「アディダス(ADIDAS)」ですよね。「ワイスリー(Y-3)」かな。

「アディダス(ADIDAS)」の“ATP”という定番ジャージーですね。「NHKのサッカーW杯の主題歌を手がけたから?」と思ったら、ボーカルのYONCEが生粋の「アディダス」マニアらしく、古着の“ATP”をいっぱい持っているそうです。

セクシーゾーン」の靴は「コールハーン(COLE HAAN)」のパテントのオックスフォード。軽くて靴底が柔らかいから、躍りやすいそうです。フォーマルで踊りやすい靴は多くないから、「コールハーン」はスタイリストに重宝されているそう。

なるほど。「コール ハーン」のテクノロジーは、オシャレサラリーマンの強い味方だと思っていましたが、パフォーマーにもイケるのか。たしかに、舞台映えもしてました。あのギラギラジャケットに負けてなかった(笑)。

総合司会の内村光良さんは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のブラックタキシードだそうです。優しい雰囲気ながら、さすがの貫禄&オーラ。ウッチャンの雰囲気にピッタリ。

紅白での「ジョルジオ アルマーニ」着用率は高いですよね。去年の司会の有村架純さんも「アルマーニ」の赤いドレスを選んでいました。仕立てが良いから体のラインがきれいに見えるし華があります。

AKB48とBNK48の衣装を担当したデザイナーの茅野しのぶさんからコメントもらいました。「今回AKB48とBNK48が2人1組でシンメトリーになるので、32着、16パターンのデザインになっています。AKB48は紺を基調にオフホワイトのピンストライプの1930年代風のクラシカルなイメージで制作致しました。AKB48では珍しいペンシルスカートですが踊れるように素材やパターンにもこだわりました。クラシカルなヘッドドレスにも注目です」。ホント、日本とバンコクのAKBがシンクロしてる!

BNK48、緊張のステージでしたねぇ(笑)。紺とオフ白が絡み合って、ステキでした。なんか「世界って混じり合っているんだなぁ」と、勝手にダイバーシティー(多様性)に想いを馳せました

ライブ会場から生中継の福山雅治さん、足元は「ナイキ(NIKE)」とヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の「The Ten」ですねぇ。ザ・2018年。来年、コラボは終了とのウワサありますが。。

私も足元凝視しました(笑)。アレが確かにピンとついていました。間違いなくキング・オブ・2018ヒット商品ですね。スニーカー派でなかった自分も気がついたら今年は「ナイキ」を買っていました

関ジャニ∞のジャケットは、テーラリングが得意なメンズブランド「カズキ ナガヤマ(KAZUKI NAGAYAMA)」です。サルエル風パンツ、バンドカラーのシャツ、カラーブロッキングにサイドラインなど、同じスーツなのに関ジャニメンバーみたいにバリエーション豊か!

紅白見なきゃ、と思いつつド「カズキ ナガヤマ」の2019年春夏のルックをじっくり見ちゃった。テーラードをベースにしつつ、全ルック個性的でいいですね。。モデルのキャスティングやヘアメイク含めてストーリーがあります。

乃木坂46の衣装は、「ミューラル(MURRAL)」が制作。センターの西野七瀬さんが卒業することにちなみ、「旅立ち」をテーマにしたそう。スタイリストの市野沢雄大さんと手掛けたルックについてデザイナーは、「これからの未来をイメージした華やかなホワイトのエンブロイダリーレース、愛のある居場所をイメージしたシックなボルドーのエンブロイダリーレースをバイカラーで使用し、“旅立ち”を想う時に同居する感情を表現しました。楽曲の振付を意識し、3パターンのデザインは360度どの角度から見ても表情が変わるように生地配色や配分、カッティングを繊密に計算しています。胸元に配置したオリジナルブローチは18金メッキを使用し、立体的に仕上げています。また刺繍の花部分には一つずつ手付けのビーズをあしらい、上品さを更に演出しています」と教えてくれました。

なんと、気合の入った制作ですね。「ミューラル」の2019年春夏のショーは、フロントローに「ミューラル」を着たモデルがずらりと並んで座って華やか。「これをウチの記者は、昔のメゾンのサロンを思わせる親密な雰囲気」と書いていましたが、デザイナーと着る人の距離感が近いんだなあ〜と思います。これってデザイナーブランドの原点の姿勢ですね。って真面目か、私。

おっと、永野芽郁さんの肩を見せたドレスは「トーガ プルラ(TOGA PULLA)」ですね。2019年春夏に色違いが出ていました。このトロリとした質感の素材はきっと旭化成の「ベンベルグ」。これ、着心地が良いんですよね。シルクよりシワになりにくいから衣装にも向いています。

さすが「トーガ」ファンw。どちらかといえば「ホンワカ」な永野芽郁チャンが、いつもよりカッコよく見えます。

朝8時からオープンする美容室「ホワイト」 カフェ併設で新たな顧客を創出する新サロンビジネス

東京・原宿にある美容室「ホワイト(whyte)」は朝8時にオープンする。原宿近辺のサロンだと10時、11時オープンが多いだけに、かなり珍しい。また美容室にはカフェも併設しており、相乗効果で新客を獲得している。28歳で同店の代表を務める浜本忠勝代表に、朝8時にオープンする狙いを聞いた。

美容室で朝8時オープンというのは珍しいが始めた理由は?

平日の仕事の前や休日の予定の前に髪を切りたいといった要望は昔からあって、ある程度の需要はあると思っていたのですが、実際にお店をオープンしてみると予想以上にお客さまが来てくれています。お子さま連れのお客さまも意外と多いですね。営業時間は平日が朝8時から20時、土・日・祝日は朝8時から19時までになります。

サロン名の「ホワイト」の意味は?

お客さまの悩みや疑問を解決する“why”と、ナチュラルやオーガニックなものでキレイに浄化するという意味の“white”を組み合わせて“whyte(ホワイト)”という造語にしました。

「ホワイト」ではカフェも併設しているが?

カフェの担当をしている前田(稔之)と僕は美容専門学校の同級生で、彼は飲食の方で独立したいという話をしていて、一緒にできたら面白いよねというところから始まりました。朝の8時からサンドイッチが食べられて、飲み物があって、髪を切って、ちょっと早起きしていい一日にしよう、というライフスタイルを提案していきたいと思っています。

カフェだけでもお客は来る?

多いですよ。サンドイッチが人気で、テイクアウトもできます。外国の人とかもフラッと入ってきたりしますね。美容室目的で来た人もカフェでドリンクを頼んだりして、お互いにいい相乗効果が現れています。最初は隣にカフェがあることにすごい違和感はあったんですが、今はやってよかったなと思います。美容室だけでは関わることのない人とのつながりが増えました。カフェがあるので、友だちも気軽に来てくれるようになりました。

現在のスタッフ数は?

今美容師は4人で、カフェの方は1人です。4月にアシスタントがまた2人入社する予定です。現状では中途採用でスタイリストをどんどん増やして拡大するより、自分たちのコンセプトを理解してもらって、若い人を育てていこうと思っています。2店舗目を出す時もこのスタイルで出店していきたいです。

美容室で取り扱っているシャンプーやトリートメントはナチュラル系がメインだが?

お店のコンセプトに“オーガニック&ヴィーガン”を掲げていて、使用する製品もナチュラルやオーガニックのものをメインにしているので、ブランドコンセプトに共感できる製品を使うようにしています。今後はもっと多くの若い人たちにオーガニックのよさを知ってもらいたいし、そのための正しい知識を、サロンを通して発信していきたいです。

最後に浜本さんのおすすめスタイルは?

最近は少し強めでボリュームのあるウエーブヘアがおすすめです。今まではヘアカラー中心にミニマムなスタイルが人気でしたが、ボリュームのあるスタイルが新鮮。カラーは寒色よりも、ビビッド過ぎない透明感のあるオレンジが今っぽいですね。

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